喫煙は前世代の女性に大きなリスクがあります。
タバコを止めたい。 でもついつい吸ってしまう。
いつまでも美しく健康的でありたいと願う女性に向けて記事を書きました。
タバコの3大有害物質
タバコの煙には約5,300種類の化学物質があり、そのうち約200種類が有害物質です。
その中の3大有害物質がニコチン・タール・一酸化炭素。
その他に約70種類もの発がん性物質が含まれています。
ニコチン
麻薬を上回る依存性のある物質です。止めたくても止められないのはこの物質の影響。
血管を収縮させて血液の流れを悪くすることで、高血圧や動脈硬化となり、心臓や血管の病気にかかりやすくなります。
タール
多くの発がん性物質が含まれています。肺が黒く汚くなる原因物質です。
一酸化炭素
血液中のヘモグロビンと結合し酸素の運搬を妨害します。
酸欠状態になるため、息切れしやすくなり、集中力の低下が起こります。
タバコの怖ろしい害
寿命が短くなる
10歳程度寿命が短くなることが明らかになっています。
更に病気のリスクが高いため介護の必要が無く
自立して日常を送れる期間が4年程度短くなるそうです。
老化を早める
ビタミンCが失われ血行が悪くなります。皮膚は衰え張りや弾力を失いシミやソバカスが多くなっていくのです。他にも歯の黄ばみ、歯周病による抜歯等々。
吐き出した煙が肌に触れることも老化につながります。
様々な病気を発症する
癌のリスク
タバコといえば肺がんですが、煙が通るすべての臓器にがんのリスクがあります。
口腔、咽頭喉頭がん、食道がん、肝臓がん、すい臓がん、腎臓がん、膀胱がんなど。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
気管支や肺胞が炎症を起こし、気管支が狭くなったり肺胞が壊れる病気です。
原因は喫煙が主で生活習慣病の一つと考えられています。
悪化すると酸素吸入が必要になり、生活の質が悪化します。
動脈硬化
動脈の内側の壁の中にコレステロールが溜まったり、石灰化して老化した状態です。
進行すると狭心症・心筋梗塞、脳梗塞になりやすくなります。
発作が起こると死に至ることがあります。
うつ病
メンタル疾患になる傾向があります。喫煙はストレス解消になると言われますが、喫煙者のストレスは、喫煙前がピークとなり、喫煙した直後には低下していき、次の喫煙までの間に増加していくことがわかっています。
ストレス解消は1次的なのです。吸えないことへのストレス(ニコチン切れ)を1日に何度も繰り返します。(イライラ・易怒性など)
全ての年代の女性特有のタバコの影響
思春期
女性ホルモン、特に卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少します。
女性らしさを高めてくれるホルモンです。
減少すると肌や髪質が悪くなり、生理不順、生理痛がひどくなります。
妊娠・出産時
女性は自らの体で妊娠、出産をします。そこで大事なのが卵巣です。
タバコに含まれるニコチンは卵巣の機能に様々な異常を引き起こします。
妊娠率の低下、受精卵の質の低下が起こります。妊娠率が低下するので不妊治療が難しくなります。
妊娠出産時血流の低下により、早産、流産、胎盤異常の増加、胎児の発育障害を生じさせます。
更年期
更に女性ホルモンの低下により、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中になりやすくなります。
老年期
骨粗鬆症が原因の骨折が多くなります。
脳の血流が低下しているため認知症のリスクを高めます
綺麗になりたい女性に禁煙してほしい理由
「スモーカーズ・フェイス」ってご存じですか。
タバコのニコチンの血管収縮作用により、顔の血行が悪くなり、皮膚に細かいしわを刻み、肌の色が黒ずんでしまう特徴の顔です。
怖いですよね。更に声もしわがれている女性いますよね。
誰からも愛される綺麗な女性を目指すならタバコはお勧めしません。
タバコのにおいをさせ、口臭がキツイなんて・・・
綺麗で愛される女性とは程遠いような気がしませんか。
おわりに
綺麗で愛されたい女性は良い香りで包まれていたほうが絶対素敵。
お医者様はお酒は控えろと言いますが、タバコはダメと言います。
やはり有害物質が多いという点で危険だと考えます。
現在は電子タバコも出回っていますが、化学物質が含まれているのは紙タバコと同じです。
危険度は改善されていると謳われていますが、年月が経たないと分かりません。
自分の体を大切にしてください。そして綺麗でいましょう。